ゴルフスイングにおける天敵「スウェー」。ダウンスイング時に体が左右に揺れてしまい、ミスショットの原因となる厄介な動きです。アマチュアゴルファーにとって、スウェーは飛距離の低下や方向性の乱れだけでなく、スイング自体を不安定にさせる要因にもなります。
そこで今回は、パーソナルトレーナー目線で、ゴルフスイング中のスウェーを根本から改善する秘訣をご紹介します。その鍵となるのが、実は「中臀筋」という筋肉なのです。
中臀筋とは
中臀筋は、太もも外側の大きな筋肉です。股関節の外旋や外転、骨盤の安定など、様々な動きに関与しています。ゴルフスイングにおいては、特にダウンスイング時に下半身を安定させ、力強く回転させる役割を担っています。
中臀筋が弱いスイングの弊害
中臀筋が弱い場合、ダウンスイング時に下半身が流れてしまい、スウェーが起こりやすくなります。スウェーは、以下のような悪影響をもたらします。
- 飛距離の低下: スイング軌道が安定せず、ボールに力を伝えきれない
- 方向性の乱れ: 体が左右に揺れるため、ボールの行先が定まらない
- スイングの不安定化: 下半身が流されると、スイング全体が不安定になり、ミスショットが増える
中臀筋強化でスウェーを撃退
中臀筋を強化することで、スウェーを効果的に改善することができます。スウェーが改善されれば、飛距離アップや方向性の安定はもちろん、スイング全体の安定化にもつながります。
中臀筋強化エクササイズ
以下、中臀筋を強化する代表的なエクササイズをご紹介します。
- サイドプランク: 体を横向きに寝かせ、肘とつま先で体を支えるプランクの姿勢から、上体を持ち上げるエクササイズです。中臀筋だけでなく、体幹全体を鍛えることができます。
- クラムシェル: あお向けに寝て、膝を曲げ、かかとを床につける。その状態で、膝を揃えたままゆっくりと持ち上げるエクササイズです。
- スクワット: 足幅よりもやや広めに立ち、背筋を伸ばしてしゃがむエクササイズです。中臀筋だけでなく、太ももやお尻周りの筋肉も鍛えることができます。
中臀筋強化のポイント
- 正しいフォームで行うことが重要です。フォームが崩れると、効果が得られなかったり、怪我をしてしまう可能性があります。
- 自分の体力に合った負荷で行いましょう。最初は軽い負荷から始めて、徐々に強度を上げていくようにしましょう。
- 継続することが重要です。週に2〜3回程度、定期的に行うようにしましょう。
まとめ
ゴルフスイング中のスウェーを改善するには、中臀筋を強化することが重要です。今回紹介したエクササイズを参考に、ぜひ中臀筋を鍛えて、飛距離アップと方向性安定を目指しましょう!
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