ゴルフスイングにおいて、「肩甲骨を意識する」ことは、アマチュアゴルファーにとって飛距離アップやスイング軌道安定への近道です。
しかし、多くのアマチュアゴルファーは、右腕や肩に力が入ってしまい、左肩甲骨が十分に動いていないケースが多く見られます。
そこで今回は、パーソナルトレーナー目線で、右打ちゴルファーが左肩甲骨を意識するべき理由と、動かすために必要な筋肉、そして具体的な練習方法を詳しく解説します。
1. なぜ左肩甲骨が重要なのか?
ゴルフスイングにおいて、左肩甲骨は以下のような役割を果たします。
- 体の回転軸となる: 左肩甲骨がスムーズに動くことで、体が大きく回転し、力強いスイングが可能になります。
- ダウンスイングの始動: 左肩甲骨を引き寄せる動きが、ダウンスイングの始動となり、ヘッドスピードを上げることができます。
- 正しい軌道を描く: 左肩甲骨が動くことで、クラブが正しい軌道に乗り、曲球を抑えることができます。
逆に、左肩甲骨が動かないと、以下のような問題が発生します。
- 飛距離が出ない: 体の回転が制限され、スイングパワーが十分に伝わらず、飛距離が伸びません。
- スライスが出やすい: 体が回転せず、アウトサイドイン軌道になりやすいため、スライスが出やすくなります。
- 体がブレやすい: 体の軸が安定せず、スイング軌道が安定せず、体がブレやすくなります。
2. 左肩甲骨を動かすために必要な筋肉
左肩甲骨を動かすためには、主に以下の筋肉が重要です。
- 僧帽筋: 肩甲骨を下方へ引き下げる筋肉です。
- 菱形筋: 肩甲骨を内側へ寄せる筋肉です。
- 小円筋: 肩甲骨を回転させる筋肉です。
- 大円筋: 肩甲骨を内側へ回転させる筋肉です。
これらの筋肉を鍛えることで、左肩甲骨をスムーズに動かすことができ、ゴルフスイングの改善につながります。
3. 左肩甲骨を動かすための練習方法
1. 肩甲骨寄せ
- 背筋を伸ばし、椅子に座ります。
- 肩をリラックスさせ、ゆっくりと肩甲骨を寄せます。
- 寄せた状態をキープし、ゆっくりと肩甲骨を戻します。
- 10回を3セット行います。
2. タオルストレッチ
- タオルの両端を持ち、背中で軽く引っ張ります。
- 胸を開き、肩甲骨を寄せるように意識します。
- 30秒間キープし、反対側も行います。
- 左右交互に3回ずつ行います。
3. ラットプルダウン
- ラットプルダウンマシンのハンドルを握ります。
- 背中を使って、ハンドルを胸まで引き寄せます。
- ゆっくりとハンドルを戻します。
- 10回を3セット行います。
4. ローイング
- ダンベルまたはバーベルを持ち、膝を軽く曲げます。
- 背中を使って、ダンベルまたはバーベルを引き上げます。
- ゆっくりとダンベルまたはバーベルを戻します。
- 10回を3セット行います。
まとめ
右打ちゴルファーにとって、左肩甲骨を意識することは非常に重要です。今回紹介した練習方法を参考に、日頃から左肩甲骨を動かす筋肉を鍛え、飛距離アップやスイング軌道安定を目指しましょう。
ポイント
- 焦らず、ゆっくりと正しいフォームで行うことが大切です。
- 痛みを感じたら無理せず、休憩しましょう。
- 定期的にパーソナルトレーナーに指導を受けるのもおすすめです。
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