ゴルフスイングにおいて、深いオーバー・ザ・トップは飛距離の低下やダフリ、ミスショットの原因となるため、多くのアマチュアゴルファーが悩まされています。そこで今回は、深いオーバー・ザ・トップの原因と、それを改善するために必要な肩甲骨周りのエクササイズについて解説します。
深いオーバー・ザ・トップの原因
深いオーバー・ザ・トップの原因は様々考えられますが、主な原因としては以下の3つが挙げられます。
- 体の柔軟性不足
体が硬いと、スイングに必要な可動域が確保できず、深いオーバー・ザ・トップになりやすくなります。特に、肩甲骨周りの柔軟性が不足していると、腕をスムーズに後ろに回せなくなり、クラブヘッドが体の外側を通過してしまいます。
- 体の軸のブレ
スイング中に体の軸がブレてしまうと、クラブヘッドが正しい軌道からずれてしまい、深いオーバー・ザ・トップになりやすくなります。特に、ダウンスイングで体が前に突っ込んでしまうと、クラブヘッドが体の外側を通過してしまいます。
- グリップの握り方
グリップを強すぎたり、右手と左手の位置関係が間違っていると、スイング中に手首が返ってしまい、深いオーバー・ザ・トップになりやすくなります。
肩甲骨周りのエクササイズ
深いオーバー・ザ・トップを改善するには、肩甲骨周りの柔軟性を高め、体の軸を安定させるエクササイズが効果的です。以下に、代表的なエクササイズをいくつか紹介します。
1. キャット・カウ
キャット・カウは、背骨と肩甲骨周りの柔軟性を高めるエクササイズです。四つん這いの姿勢から背骨を丸めたり、反らせたりすることで、肩甲骨を大きく動かします。
2. アームサークル
アームサークルは、肩甲骨周りの可動域を広げるエクササイズです。腕を大きく円を描くように回すことで、肩甲骨を様々な方向に動かします。
3. ショルダーシュラッグ
ショルダーシュラッグは、肩周りの筋肉を柔らかくするエクササイズです。肩をゆっくりと上げ下げすることで、肩周りの筋肉を意識的に動かします。
4. ウォールスライド
ウォールスライドは、肩甲骨の動きを意識しながら行うエクササイズです。壁に背をつけて立ち、腕をゆっくりと頭上に上げ下げすることで、肩甲骨を滑らせるように動かします。
5. プランク
プランクは、体幹を鍛えるエクササイズですが、同時に肩甲骨周りの安定性も高める効果があります。うつ伏せの姿勢で体を一直線に保つことで、体幹と肩甲骨周りの筋肉を鍛えます。
これらのエクササイズは、毎日少しずつでも良いので継続することが大切です。また、エクササイズを行う前に十分にウォーミングアップを行い、無理のない範囲で行うようにしましょう。
まとめ
深いオーバー・ザ・トップは、体の柔軟性不足や体の軸のブレ、グリップの握り方などが原因で起こります。これらの原因を改善するには、肩甲骨周りのエクササイズが効果的です。今回紹介したエクササイズを参考に、ぜひ実践してみてください。
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